Web Application: 第10回 HTMLで内容を作成する

前回までで carbikeのindex画面とpredict画面を生成しました。

今回はhtmlを記述していってwebサイトをかっこよくしていきます。

django-bootstrap4 をインストール

django-bootstrap4を使いますので、

> pip install django-bootstrap4をします。

django-bootstrap4-1.0.1 が入りました。

htmlファイルの作成

/myproject/car_motorbike/ の下に

  • /templates/carbike/base.html
  • /templates/carbike/index.html
  • /templates/carbike/predict.html

というファイルを3つ作成します。

まずはじめに各ページ共通の部分である雛形としてbase.htmlを作成します。

index.htmlとpredict.htmlには各ページ固有の内容を記述して、雛形であるbase.htmlに埋め込んでいくやり方を取ります。

base.html の作成

各ページ共通の部分である雛形です。

bootstrap4の記法は下記のようにDTL: Django Template Languageで

{% xxxxxxx %} と書きます。

1.タイトル

{% block title %}{% endblock %} の部分にindex.html,およびpredict.html各ページ固有のタイトルが代入されます。

2.内容

{% block content%}{% endblock %} の部分にindex.html,およびpredict.html各ページ固有の内容が代入されます。

cssファイルの作成

上記、base.htmlの中で、スタイルシートの宣言をしていますが、自分でディレクトリとファイルを作成する必要があります。

<link rel=’stylesheet’ type=”text/css” href=”{% static ‘carbike/css/style.css’ %}”>

staticディレクトリを myproject/car_motorbike/直下(templatesと同階層に作成して、その中に/carbike/css/style.css というcssファイルを作成しておきます。

あとで記述していきますので、現時点では空ファイルでOKです。

index.html の作成

indexベージを作成します。

1.埋め込み先の宣言

雛形ページであるbase.htmlに対してタイトルと拡張宣言をします。

{% extends ‘carbike/base.html’ %}

2.埋め込むタイトルを定義

{% block title %}xxxx{% endblock %}

3.埋め込む内容を定義

{% block content %}xxxx{% endblock %}

forms.py を作成する

myproject/car_motorbike/の下に forms.pyを新規作成します。

views.py へforms.pyを埋め込む

indexページの表示内容であるindex関数の部分を hello worldをreturnするだけの状態から、formを表示する内容に変更します。

やっていることは3つのみ

1.テンプレートオブジェクトを定義

template = loader.get_template(‘carbike/index.html’)

2.コンテキストオブジェクトを定義

context = {‘form’:PhotoForm()}

3.HttpResponseをreturnする

return HttpResponse(template.render(context, request))

apps.pyを確認する

現在このアプリケーションが認識されているアプリ名を確認します。

CarMotorbikeConfigクラスの中に name = ‘car_motorbike’ と定義されています。

これを 後述のsettings.pyのINSTALLED_APPSリストに追加します。

myproject/settings.py を編集する

# Application definition の部分を書き換えます。

リストINSTALLED_APPS にクラス名’car_mortorbike.apps.CarbikeConfig’と ‘bootstrap4’を追記します。

 

ではここまでをブラウズしてみます。

仮想環境へ conda activate djangoai

開発サーバーへ python manage.py  runserver

url                   http://127.0.0.1:8000/carbike

ここで、画像を選択肢画提出ボタンを押すと、ページが遷移します。

ここはまだ作り込んでいないので、これでOKです。

次回

以上、次回は第11回目です。

django 複雑ですねえ。これは習得するのに時間がかかる・・・。(´・ω・`)

 

Web Application: 第9回 Djangoでページのルーティング設定をする

前回、myproject管理フォルダ内のurls.pyを編集しましたが、今回は

car_motorbikeアプリケーションフォルダ直下に、同じくurls.pyを新規作成して、下記スクリプトを書きます。

car_motorbike/urls.py 新規作成

アプリケーションネームapp_nameとして 明示的にcarbikeと定義してあります。ここはなくてもいいかもしれませんし、car_motorbikeにするべきかもしれませんが、ひとまずこれでやってみます。

1.当該スクリプトで使用するモジュールであるviews.py は 当該urls.pyと同層になるので

from . import views

という不思議なインポート記述になります。

viewsモジュールはまだ作成していませんので実行すると当然エラーになりますが、あとで作成しますので心配いりません。

2.そして、画像を入力したときにvvc16_predct.pyを走らせて予測結果を返す画面である predict画面を定義します。

urlpatternsリストにリスト要素として

path(‘predict/’, views.predict, name=’predict’)

を追加します。これで urlのツリー構造として /carbike/predict が定義されたことになります。

views.predictメソドはこれから作成しなければなりませんので、現時点ではエラーが出ます。

3.なお、このcar_motorbike/urls.pyスクリプトは myproject/urls.py から呼び出されるものなので、これから myproject/urls.py の方を改良していきます。

ルーティングというやつです。

myproject/urls.py 編集

ではここから car_motorbike/urls.py へルートをつなげていきます。

1.include関数を新たにインポートして 、先程作成した car_mortorbike/urls.pyを参照するようリストurlpatternsにリスト要素としてpath(‘carbike/’, include(‘car_motorbike.urls’))を追加します。

2.これで、ブラウザ上のurl指定に/carbikeが追加されたとき、car_motorbike.urlsスクリプトを見に行くことになります。

car_motorbike/views.py の編集

先程、car_motorbike/urls.py 内で views.predictメソドを記述しましたが、それの実体をここで定義します。とりあえずルーティングが正しく行われて表示されるか確認したいので、実行内容としてはテキストを出力するだけの最低限にしてテストしてみましょう。

動作チェック

では python manage.py runserver して ブラウザで動作チェックをしましょう。

1.http://127.0.0.1:8000/ を入力すると

>[21/Sep/2019 15:53:08] “GET / HTTP/1.1” 404 2032

トップページは作っていませんから、404エラーで問題ありません。

2.http://127.0.0.1:8000/carbike を入力すると

>[21/Sep/2019 15:53:17] “GET /carbike/ HTTP/1.1” 200 11

200と出ていますのでちゃんと認識しています。

3.http://127.0.0.1:8000/carbike/predict

>[21/Sep/2019 15:53:30] “GET /carbike/predict/ HTTP/1.1” 200 21

と 200が帰ってくるのでこちらも正常に動作しています。

次回

Web Application: 第10回 HTMLでかっこよくする