Python:インストーラーの作成 cx_Freezeモジュール

こんにちは かず まなぶ です。(´・ω・`)

今日は、前回tkinterで作成した電卓ソフトを題材にwindows向けインストーラーを作成する手順についてやっていこうと思います。

おおまかな手順

  1. cx_Freezeのインストール
  2. setup.pyの作成
  3. ビルドとmsi生成
  4. インストール

1.cx_Freezeのインストール

anacondaプロンプトで

うまくいかないときはpipをアップグレードしましょう。

2.setup.pyの作成

電卓ソフト本体の他にsetup.pyというものを作成する必要があります。

cx_Freezeのサイトに行くと下記のようなsetup.pyを作成しなさいと説明があります。

os.environについてはtclとtkの絶対パスを指定する必要がありますので、適宜書き換えてください。

Executableには電卓ソフト本体のファイル名として”calculator.py”を指定します。

あとはショートカットとか名称を変えられるので、好きにやってください。

3.ビルドとmsi生成

anacondaプロンプトを立ち上げます。

calculator.pyとsetup.pyをカレントディレクトリにいれ、anacondaプロンプト上で、

終わったら

をすると、カレントディレクトリ内にbuildディレクトリとdistディレクトリが生成されます。

このdistディレクトリにはインストーラーであるcalculator-1.0.0-amd64.msiファイルが入っています。

インストール

インストーラーmsiを実行してみましょう。インストールはprogramfileディレクトリで良いと思います。

スタートボタンを押して、アプリケーション一覧を見ると見出し”C”のなかにcalculatorが入っているはずです。

実行すれば、pythonが入っていないPCでも動きます。

以上でございました。